今回は、東京都23区内のマンションの部屋で孤独死、近隣住民の異臭がすると通報が入り発覚。
東京都23区在住の管理人からのご依頼で、死後1ヶ月が経過してしまっていた特殊清掃のご依頼です。
- 参考記事
徹底的な感染症対策
特殊清掃現場において気を配らなくてはいけないのは感染症対策です。
スタッフは防護服を着用し、強力な除菌・消毒剤、消臭剤を室内くまなく散布します。
作業
最初にゴミの処理と掃き掃除を行います。現場でもっとも多いのが、ハエやウジムシなどの虫の死骸です。
あらかた片付け終えたら、今回は二酸化塩素系の特殊な消毒液を部屋のすみずみまで噴霧します。
死臭の主な原因は、腐敗の過程で細菌がタンパク質を分解して出す物質です。
薬剤を撒くことで菌を死滅させ、臭いの原因を取り除いていきます。
遺体から流れ出た体液などが今回のケースでは扇風機が付いていた事で固まっていたので、
スクレーパーで削り取り、残った汚れはスポンジでていねいに除去します。
遺体からあふれ出た体液がフローリングを通り越して、床下にまで染み込んでいる場合は、交換できるものはすべて新品に換え、構造上外せない木材やコンクリートは、体液が染みこんだ部分はコーティングを施します。
引き渡しまで
特殊清掃作業が完了しましたら、オゾン脱臭器で室内を徹底的に脱臭・除菌いたします。
部屋中に染み込んでしまった臭いを消すことは数時間では出来ませんので、
すべての工程が終了後、数日頂き、臭い戻り等がないかご依頼者に確認後の引き渡しとなります。
施工時間:3日間・引き渡しは1週間後(臭い戻り確認の為)
施工金額:33万円(特殊清掃・残置物撤去・その他諸経費)