特殊清掃とは孤独死や自殺、事故死などで亡くなった「事件現場」や「ゴミ屋敷」が主となり、特に、長期に渡って放置されたご遺体や家庭ごみがあった場合は、それらが原因となって室内に異臭を放ち、非常に立ち入りづらく、清掃が困難な現場に変わってしまいます。
また、このような現場は、遺体の腐敗やペットの汚物から発生する、感染病などの危険性があり、知識をしっかりと持っている業者選びが大事とされております。
そのような時に頼りになるのが特殊清掃業者です。ここでは、特殊清掃の作業を依頼する際に、どのように業者を探せばよいのか、発生する費用や料金相場についてご説明いたします。
依頼から作業への流れ
孤独死の場合、発見されてからはまずは警察、不動産会社に連絡。
警察の検視が入り、立ち入りが許可されてからは、不動産会社や大家にどこまでの修復が必要か確認し、特殊清掃の依頼をされるのが良いです。
その現場では、腐敗が進み体液が流れ出ているケースが多く、ハエなどの害虫が普段より大きくなり、感染症を人に移す場合があるので、入室する際は必ず害虫を駆除してから入室するようにしてください。
初めての事で戸惑いや焦りが正確な判断力に支障をきたすので、このような場合は特殊清掃業者に相談するのが良いでしょう。
料金相場
特殊清掃の場合、害虫の駆除や空間除菌、汚染物の撤去や消臭の作業が主ですが、孤独死の場合は、死後何日なのか、どこでお亡くなりになられたかにより作業方法が変わりますので決まった料金設定というものがございません。
間取り |
料金相場 |
作業人数 |
1R・1K |
40,000円~120,000円 |
1~2名 |
1DK |
60,000円~160,000円 |
2~3名 |
1LDK |
80,000円~240,000円 |
2~4名 |
2DK |
100,000円~300,000円 |
2~5名 |
2LDK |
130,000円~350,000円 |
3~6名 |
3DK |
160,000円~450,000円 |
3~7名 |
3LDK |
180,000円~540,000円 |
4~8名 |
4LDK以上 |
230,000円~650,000円 |
4~10名 |
※料金に幅がある理由
同じ部屋の広さでも料金が異なる理由は、消臭箇所の広さ、処分したい家財の量や種類によって料金が大きく変動するためです。そのため、上記した費用はあくまで概算・目安となります。
より詳しく費用を知りたい場合
上記で見たように、特殊清掃、遺品整理の現場状況により料金が変動いたします。
実際に訪問見積りをして頂き、実際にかかる費用を出してもらうようにしましょう。
特に特殊清掃の場合は、大家さんや管理会社にどこまでの施行をしないといけないかを確認し、必要な作業の費用を細かく算出していただくことをおすすめします。
中には訪問見積りに応じない業者もおり、当日の追加請求をしてくる悪徳業者が多いので注意が必要です。
また訪問見積りは直にスタッフの対応も見ることが出来るメリットがあります。
料金の決まり方
特殊清掃の場合、亡くなってから発見までどれくらい期間があったか、部屋のどの辺りで亡くなったかで、必要な作業が変わってきます。
例えば、床の下に体液が流れ込んでいる現場の消臭を希望する際、床を剥がし、染み込んだ体液を除去しないと消臭が出来ません。
特殊清掃で大切なことは汚染物をしっかり除去をするということで、薬剤を噴霧するだけ、オゾン脱臭機で脱臭をするだけでは、臭いが戻ってきてしまうので、しっかりとした知識のある業者に分かりやすい見積りを取ってもらいましょう。
この他に、遺品整理も必要となります。
遺品整理においては処分する物量の処分費が大きく影響します。
また、部屋の広さ、運び出しをする環境などにより日数が変わり、金額にも影響します。
特殊清掃、遺品整理共に作業完了までの日数に余裕があると料金を抑えられる傾向があります。
「特殊清掃の窓口」では、全国で数千社ある特殊清掃業者の中から【事件現場特殊清掃センター及び特殊清掃事業者連絡機構、さらに、暮らしサポートひだまり協議会の3つの機関による厳しい加盟審査】などを通過し、厳選して掲載しています。