東京都 2LDK 20代男性 ゴミ屋敷
今回のご依頼は東京都にある企業様からのご依頼でございました。
本件のご担当者様の話によると、清掃の対象となるのは、自社で構えている社宅の一室だそうで、部屋の入居者が突然姿を消し、部屋の中を見ると目を疑うほどのゴミ屋敷になっていたとのことです。入居者とは一切連絡が取れず、当然、会社にも姿を見せていないとのこと。業者に依頼をする前に社員を集めて片付けようと試みたそうですが、ゴミの量と強烈な臭いに失念してしまい断念したそうです。早急にゴミの撤去をし、次に新しい人が入居できる様にハウスクリーニングをしっかりとしてほしいとのご要望がございました。
- 参考記事
お部屋の状況確認
ご依頼を受けてからご依頼主でもあるご担当者様とお部屋の状況の確認に行きました。
部屋のドアの目の前に立つなり、部屋の中で起こっている異変に嫌でも気づかされました。ドアの郵便受けからは、独特な臭いがあふれ出し、たまにハエが郵便受けから出入りしていました。秋口とは言え残暑が残る東京都の一部屋。日中ともなれば室内の温度は30度を超える日は珍しくございません。その環境下で食べ残しの生ゴミが腐り虫が湧き劣悪な状況になるのは容易に想像出来ました。とは言え、中の状況を確認しない事には何も始まらないのでドアを開けました。部屋に入るなり目に飛び込んできたのは、山積みになった衣類やコンビニ袋に詰められたゴミの山でした。人の背丈ほど積みあがったそれらは、強烈な臭いを放ちながらハエを無数に纏わりつかせていました。入居者が主な生活空間としていたと思われる場所には、テーブルが一脚あり、卓上には、吸い殻が山盛りになった灰皿。積み上げられたカップ麺の容器。ペットボトルの中でカビが発生し真っ黒になっているジュース。姿を消した入居者の私生活が薄っすら見えた瞬間でした。ともあれ、部屋の状況確認が終わり見積りを出し終え、作業に移ることになりました。
一時消臭/除菌・害虫の駆除
翌日から早速作業に入りました。
部屋の中で作業をしていく中で感染症の予防や作業環境を整える為に、専用の薬剤を噴霧し最低限の消臭/消毒とハエなどの害虫の駆除を行ないました。
ゴミの分別と処分
実作業に移るための準備を終えて、部屋の片づけに移ります。
まず始めに強烈な臭いを放っているコンビニ袋に詰められたゴミを撤去します。袋の中には、案の定、弁当の食べ残しや、残り汁が入った缶詰が入っており腐っていました。中身を撒き散らさないように慎重に分別を進めました。山積みになった衣類も臭いを放っており、おそらく仕事で使った服を洗濯せず放置していたのではないかと思われました。
半日かけてゴミと衣類を撤去しました。白い壁が見えましたが、カビとタバコのヤニで張替が必要なほど変色していました。続けて入居者の生活空間も清掃しました。隣の部屋と同様に壁がカビとヤニで変色し、下の畳は湿気で変形しボロボロになっていました。
ハウスクリーニング作業
ゴミの撤去が終わりハウスクリーニングの作業に移ります。
壁は全体的にカビやヤニで汚れていたため張替が必要と判断したため綺麗に剥がしました。窓やサッシも綺麗に拭き上げ作業を施し、悪くなった畳も剥がして全て撤去しました。
薬剤消臭、オゾン脱臭機による消臭・除菌作業
ハウスクリーニングを終えて消臭・除菌作業に移ります。
部屋の中を空にしてから専用の薬剤を噴霧しオゾン脱臭機を使って徹底的に消臭しました。
原状回復
消臭・除菌作業を終えてから剥がした壁紙や撤去した畳を専門の業者に委託して原状回復をしました。
引き渡し
依頼者立ち合いの元、お部屋の確認をして作業を完了しました。
まずはご相談
今回はごみ屋敷のご依頼でしたが、お部屋の状態によって作業内容が異なります。そのため、悩んだときはぜひ「特殊清掃の窓口」へ一度ご相談のお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
「特殊清掃の窓口」では、ご相談のみでも承っておりますので一度、お問合せしてみてはいかがでじょうか。
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